monttの幸福論

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どうして、人事評価は不満ばかりなのか

自分自身への評価と、他人からの評価のずれが原因だと考えています。

私は「自己能力顕在化係数」という考えをしています。例えば、自分の能力が10だとして、他人からの評価された能力が7だとすると、自己能力顕在化係数は0.7です。

能力を数値で定義できるわけでもないし、他人からの評価も正確ではありませんが、ここでは気にしません。

自己能力顕在化係数は、人によってまちまちで、0に近い人から、1を大きく超える人もいると思いますが、平均的には0.7くらいではないかと考えています。

自分が持っている能力をフルに活用できている方はなかなかいないですし、同僚な部下が何がどれくらいできるのか正確に把握するのは難しいからです。

(ちゃんと示さないと、あなたの本当の能力や成果は分かりません!)

つまり多くの人は、自分が考えている自身の能力評価に対して、他人の自分に対する能力評価は低いということです。

 

自分は10の能力を持っているのに、7しか顕在化できないため、他人には7の能力としてしか評価されないということです。

加えて、他人に対しての評価もそうです。あなたが見ている他人の能力はあくまで顕在化しているものです。あなたは8くらいだなと思っている人でも、本当は12の能力があるかもしれません。

ですから他人の評価に対しても、「なぜあの人があんなに評価されるんだ?」と思うこともあるのだと思います。

 

もちろん他にもたくさん理由はあると思いますが、人事評価、人員配置に不満が多くなってしまうのはこれが本質的な理由だと思っています。

 

ちなみに、この人には負けてるな、すごいなという人がいた場合、自分が考えている以上に差がついてると思いますよ!